“きまぐれ上司”への対処法 思い付きで説明してはいけない。ポイントは5つその作業ムダムダ(1/2 ページ)

» 2024年01月07日 09時00分 公開
[元山文菜ITmedia]

 前提条件や経緯を全く理解していないのに、思い付きで質問や指示をしてくる上司や偉い人がいます。

 ここまで全く関わってこなかったのに気まぐれでプロジェクト会議に顔を出して「これは、そもそも何でやってるんだ? 進捗が遅れているじゃないか!」と誰でも言える言葉をチョイス。

 批判的なコメントで存在感を醸し出してきたり。

 「申請書の業務を効率化するんだろ! そもそもRPAはどこに設置するんだ?」と、とんちんかんな質問を投げてくる。

 「すでに申請書の業務自体なくなっているのに」

 「そもそもRPAに設置とかないはずなのだけど、なんのことを言っているんだ」

 ちょっと目にしたWeb記事やセミナーで聞きかじった知識をもとに「ChatGPTで記事を書けるようにしないとダメだろ!」と訳のわからないダメ出しやアドバイス。

無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』(元山文菜/クロスメディア・パブリッシング(インプレス))

 若手であれば「そんなことも知らんのか!」とか「ちゃんと調べてから質問してください」「資料に書いてありますよ!」とツッコミを入れられるのですが、それが上司や偉い人だった場合には大変です。必死で情報を集めて答えるしかないのです。

 このような、前提条件や基礎的な知識、経緯などの情報が足りない場合には説明をしてもうまく理解できません。

 きまぐれ上司によっては「君の説明はわかりづらい!」と、説明した側の責任にされてしまうケースもあり「きまぐれ上司のご機嫌取り」作業には、想像以上の緊張と負担が課せられます。

 そこで「思い付きの質問」に対して、こちらまで「思い付きで説明」してしまうと事態はさらにややこしさを極めます。そこで、次の5つのポイントを意識して「戦略的な説明」で応えてください。

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