「勤勉性」が高めの人が多い都道府県 2位「鹿児島県」、1位は?

» 2024年01月19日 08時00分 公開

 ユーグレナ(東京都港区)は、ゲノムデータをもとにした「勤勉性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を発表した。遺伝子解析サービスを使って「勤勉性が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出したところ、「徳島県」(37.60%)が最も多いことが分かった。

photo ユーグレナは、ゲノムデータをもとにした「勤勉性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を発表した(出所:photoAC)

 次いで「鹿児島県」(37.23%)、「沖縄県」(36.33%)、「香川県」(34.55%)、「宮崎県」(34.20%)と続いた。

photo 「勤勉性が高めの遺伝子タイプ」が多い都道府県ランキング(出所:プレスリリース、以下同)

 日本人における遺伝子型の割合を調べたところ、「勤勉性が高めのタイプ」の平均は30.7%、「一般的なタイプ(遺伝子型:CT)」が49.3%、「勤勉性が低めのタイプ(遺伝子型:CC)」が20.0%だった。

photo 首都圏、西日本の勤勉性が高い結果に

 人種別でみると、「勤勉性が高めのタイプ」に該当する割合が高いのは、「ヨーロッパ集団」(73.8%)、次いで「ラテンアメリカ集団」(66.8%)、「南アジア集団」(64.6%)、「アフリカ集団」(61.3%)、「アジア集団」(31.4%)、「東アジア集団」(27.9%)という順だった。

 欧米人の方が日本人よりも勤勉性が高めのタイプが多く、「日本人は勤勉だ」という一般的なイメージとは異なる結果だった。一方で、「勤勉性が低めのタイプ」の割合は、ヨーロッパ集団やラテンアメリカ集団など、欧米人が3%前後であるのに対し、日本人を含む東アジア集団やアジア集団は20%前後だった。

 本調査は、ゲノムデータ5万7449人を分析。調査時期は2023年12月。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.