ユーグレナ(東京都港区)は、ゲノムデータをもとにした「勤勉性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を発表した。遺伝子解析サービスを使って「勤勉性が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出したところ、「徳島県」(37.60%)が最も多いことが分かった。
次いで「鹿児島県」(37.23%)、「沖縄県」(36.33%)、「香川県」(34.55%)、「宮崎県」(34.20%)と続いた。
日本人における遺伝子型の割合を調べたところ、「勤勉性が高めのタイプ」の平均は30.7%、「一般的なタイプ(遺伝子型:CT)」が49.3%、「勤勉性が低めのタイプ(遺伝子型:CC)」が20.0%だった。
人種別でみると、「勤勉性が高めのタイプ」に該当する割合が高いのは、「ヨーロッパ集団」(73.8%)、次いで「ラテンアメリカ集団」(66.8%)、「南アジア集団」(64.6%)、「アフリカ集団」(61.3%)、「アジア集団」(31.4%)、「東アジア集団」(27.9%)という順だった。
欧米人の方が日本人よりも勤勉性が高めのタイプが多く、「日本人は勤勉だ」という一般的なイメージとは異なる結果だった。一方で、「勤勉性が低めのタイプ」の割合は、ヨーロッパ集団やラテンアメリカ集団など、欧米人が3%前後であるのに対し、日本人を含む東アジア集団やアジア集団は20%前後だった。
本調査は、ゲノムデータ5万7449人を分析。調査時期は2023年12月。
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