また、近年では訪日外国人観光客にとって日本を代表する観光地として箱根の知名度が高いことも魅力に映っていた。訪日外国人は、箱根と富士北麓エリアを同じエリアとみる向きも多く、この2地点を連携させることができれば、大きなインバウンド需要を獲得できることになることも大きい。ただ、現時点では、富士北麓と箱根の客層が大きく異なるため、どうやってこの2つのエリアを連携させていくのか、青写真を描けるかが重要になっている。
富士山を中心に富士山麓一帯を世界的観光地として大規模に開発することを目的に設立された同社は、令和8年9月に創立100年を迎える。堀内社長は、現時点では「まだ、点のレベルだが、箱根で事業ができるようになったことで、富士急を大きく変えていく可能性が広がった」と、次の100年でのさらなる成長に向け、期待を寄せる。
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