クルマのサブスクリプションサービスを運営するKINTO(名古屋市)は、運転免許を保有する男女を対象に、完全自動運転に関する世代別比較調査を実施した。「完全自動運転」の実現に期待している人の理由の1位は、全世代共通で「自身の移動が楽・便利になるから」だった。
「自身の移動が楽・便利になるから」と答えた割合は、シニア(70代以上)が83.2%、40〜60代が66.4%、20〜30代が57.3%という結果となり、シニアが8割と最も高かったが、20〜30代でも半数を超えた。
2位の「高齢社会の移動支援につながるから」(シニア70.4%、40〜60代66.4%、20〜30代50.0%)、3位の「交通事故の削減・安全性の向上につながるから」(同65.6%、54.0%、44.4%)も同様に、全世代で順位が同じだった。
完全自動運転の実現に期待しているかについては、「非常に期待している」「やや期待している」を合わせた期待している割合は、シニアは56.5%、40〜60代は51.1%、20〜30代は56.1%と世代間で大差はなく、どの世代も約半数が完全自動運転の実現に期待をしていた。
「あまり期待していない」「全く期待していない」と答えた人にも、期待していない理由を尋ねた。どの世代も1位は「システムの誤作動やエラーが怖いから」(シニア75.3%、40〜60代67.4%、20〜30代64.9%)となった。2位は「事故が起きた際の責任の所在が分からないから」(同61.3%、53.5%、46.8%)、3位は「交通安全の意識や知識の低下になるから」(同31.2%、36.0%、31.2%)だった。
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