東京圏の鉄道は、通勤利用が多いものの、休日には観光地への行楽輸送のために利用されることも多い。
路線距離の短い京王電鉄でも、沿線には高尾山薬王院や、サンリオピューロランドといった観光地がある。多摩動物公園もあり、沿線住民が気軽に遊びに行けることが特徴だ。
小田急電鉄は、なんといっても箱根と江ノ島だ。箱根に向かうロマンスカーが運行されており、コロナ禍前は多くの外国人観光客が押し寄せていた。
京急電鉄は、なんといっても三崎のまぐろ目当ての利用者が多い。「みさきまぐろきっぷ」という、京急線の往復乗車券と京急バスのフリー乗車券、さらには食事券、お土産の券をセットにしたきっぷが多く利用されている。
レジャーでは西武鉄道も負けない。「としまえん」の跡地には「ワーナーブラザーススタジオツアー東京」が2023(令和5)年6月にオープンした。西武園ゆうえんちも沿線にあり、その近くには西武ドーム(ベルーナドーム)もある。秩父エリアの行楽にも力を入れている。
京成電鉄には、成田山新勝寺がある。そもそも京成は、成田山新勝寺参詣のためにつくられた鉄道だ。
観光地に恵まれているのは、東武鉄道である。もともと、ターミナルの浅草駅周辺は、都内でも有数の観光地として知られている。ちょっと乗ると東京スカイツリーが見える。特急に乗れば日光・鬼怒川エリアに行くことができる。
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