働き方の多様性、価値観の変化などを背景に、職場内でのコミュニケーションの在り方が変化している昨今、上司と部下の関係性はどのように変化しているのか。調査機関「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)が調査を実施した。
上司に対して忖度した経験が「ある」人は71.8%だった。忖度した具体的な場面については「気に入られるために同調をしておく」が58.1%を占めた。以降は「衝突しないよう自分の意見を控える」(48.0%)、「自身の評価を下げないため批判的意見は避ける」(45.8%)と続いた。
部下への忖度の経験がある人は91.4%を占めた。具体的に忖度した場面は「トラブルやミスが起きたとき」が最多となり60.1%に上った。その他「業務の優先順位や量の変更があるとき」(45.9%)、「チームの雰囲気が良くないとき」(39.9%)が上位となった。
上司の立場の人からは「私が部下だった時はなんでも上司に合わせるのが普通だった。今は部下が個人として尊重されている」「部下の方がものを言いやすい時代に変わった。パワハラを恐れ上司としては強く出にくい」といったコメントが寄せられた。
一方で、部下の立場からは「上司には忖度するが、それは上司に気に入ってもらい関係性を深めたいと思っているから」「忖度をすることで、一定の信頼や関係構築につながっているのかもと、上司と関わっていて思う」などの意見が集まった。
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