「スマホ決済」vs.「カード払い」 どちらが多い?

» 2024年02月28日 07時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

 スマホを利用したQA決済などの普及率が高まってきたが、スマホを利用した決済手段とカード払いでは、どちらの方が利用率が高いのか。LINEヤフーが、マネー・決済系サービスの利用率や金融関連商品の認知率などについて調査を実施した。

photo マネー・決済系サービスの利用率や金融関連商品の認知率などに関する調査(写真AC)

スマホ決済とカード払い 利用率が高いのは?

 店頭での支払い方法についてスマホ決済は62%、カード払いは61%、僅差で並ぶ結果となった。また、現金払いは51%だった。

 スマホ決済の利用率は年々上昇傾向にあり、2021年から9ポイント上昇。一方で現金払いは減少傾向にあり、21年から5ポイント減少した。またカード払いは21年から2ポイントの減少と微減傾向にあった。

 例年の調査において、10代の現金払いの割合は全年代において最も高い。21年には10代の9割が現金払い派だったが、23年には8割台半ばまで減少した。

photo 店頭での支払い方法(LINEヤフー調べ)

 使っているマネー・決済系サービスについて、スマホ決済の利用率は73%となり、昨年から5ポイント上昇する結果となった。以降は、残高照会や振込などができる金融機関の「ネットバンキング (インターネットでの金融機関の取引)ができるサービス」(35%)、スマホでお金の送金ができる「スマホ同士での個人間送金サービス」(26%)と続いた。

photo マネー・決済系サービスの利用率(LINEヤフー調べ)

 スマホ決済の利用率は全ての年代で上昇傾向にあり、中でも10代は昨年から12ポイント、20代は7ポイントの上昇が見られた。

photo 【年代別】スマホ決済の利用率(LINEヤフー調べ)

 スマホ同士での個人間送金サービスの利用率も全ての年代で上昇傾向にあり、中でも10〜30代は、昨年から5〜8ポイントの上昇が見られた。40〜60代も上昇傾向にはあるものの、1割台後半〜2割台の利用率となった。

photo 【年代別】スマホ同士での個人間送金サービスの利用率(LINEヤフー調べ)

 調査は2023年12月13〜15日にインターネットで実施。有効回収数66万1260サンプルの中から、ランダム抽出した男女15〜69歳の4万6783サンプルを集計した。

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