ワークマンは6月、軽量ランドセル「ZSG03 スチューデントデイパック」(8800円)を発売する。公式オンラインストアで注文→店舗受け取りという販売形式で、カラーはブラックのみとした。なぜ、同社はランドセルに参入することにしたのか。商品開発の担当者に狙いを聞いた。
ワークマンの発売するランドセルはナイロン製なので、一般的な本革製のランドセルと比べて軽量かつ低価格という特徴がある。また、同社がこれまで職人向けに生産してきたバッグのノウハウも活用したという。
具体的にどういった特徴があるのか。
まず、防弾チョッキにも使用されるほど高い強度と耐久力がある「バリスティックナイロン」という生地を採用している。多少乱暴に扱っても安心という点を訴求する。
背面部分内部にはアルミ製の細いプレートを入れている。これは、同社の登山用リュックでも使用しているものだ。背中全体で重さを負担するため、体への負荷がかかりにくく、疲れにくい構造とした。
ランドセルの4方向全てに反射材を搭載することで、夜間でもドライバーが児童に気付きやすいようにした。ランドセルの下部には防水カバーが収納されているが、このカバーにも反射プリントを施した。
現在、小学校で1人1台のタブレットが支給されていることも踏まえ、安心して持ち運べるようなポケットも備えた。また、児童の成長に合わせてショルダーストラップの長さを調節できるようにしたり、給食袋を吊り下げるフックを付けたりもしている。
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