LINEも六本木ヒルズも“出会いの場”です。媒介型プラットフォームの特徴ビジネスモデルが分かる(3/5 ページ)

» 2024年03月17日 08時30分 公開

【事例2:六本木ヒルズ】

 媒介型プラットフォームは何もネットビジネスだけに限った話ではありません。

 例えば、複合商業施設・オフィスビルの六本木ヒルズ(東京都港区)は、媒介型プラットフォーム(マルチサイド・プラットフォーム )ともいえる存在です。

六本木ヒルズも媒介型プラットフォーム(ゲッティイメージズ)

 六本木ヒルズには、大きく分けて次の3種類のユーザーがいます。

  • 六本木ヒルズに買い物や観光を目的に訪れる「消費者」
  • 六本木ヒルズに「店舗を出店する企業」
  • 六本木ヒルズに「オフィスを構える企業」

 これらが六本木ヒルズというプラットフォームへの参加者といえます。六本木ヒルズはこういった複数の異なるユーザーを結びつけ、特に店舗からの出店料や、オフィスからの賃料を得て、収益を上げています。

【Memo】

 クレジットカードは、媒介型プラットフォームの古典的事例といわれています。クレジットカードは、決済を行うユーザーと、決済手段を提供したい企業・店舗を結びつけ、決済行動や、顧客情報の管理を効率化しています。

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