近年、リスキリングへの関心が高まり、従業員のスキルアップを促進する企業や組織が増えつつある。こうした中、ビジネスパーソンはどのような方法でスキルアップを試みているのか。学研ホールディングス傘下のベンド(東京都千代田区)が運営する「スキルアップ研究所」が調査した。
調査は、現在スキルアップに取り組んでいる20代以上の社会人500人から回答を得た。
スキルアップに取り組む際の主な方法について、最も多い回答は「書籍」となり36.6%に上った。次に「YouTube・Webサイトなど無料で閲覧可能なオンライン媒体」(31.6%)と続き、金銭的負担が比較的少なく、手軽な方法で取り組んでいる人が多いことが分かった。
その方法を利用する理由は「いつでも取り組める」が32.9%と最多。その他「場所を選ばない」(20.9%)、「価格的に取り組みやすい」(18.4%)が上位回答となった。同研究所は「忙しい時期に、スケジュールやスキルアップに割く時間の調整ができることが、方法を選択する上で肝となってくる」とコメントする。
「オンライン」と「オフライン」の取り組みやすさについては、67.0%が「オンラインの方が取り組みやすい」と回答した。
「集団受講」と「個別受講」では「個別受講」を選択する人が68.0%に上った。一方で「集団受講」を支持する層も32.0%と、無視できないボリュームとなった。
調査は2月29日〜3月6日にインターネットで実施した。
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