シャープの新型ドライヤーは、901に加えて「プラズマクラスタードライヤー IB-P801」(市場想定価格3万2000円前後)と「プラズマクラスタードライヤー IB-P601」(同2万円前後)の3機種で、最上位の901が旗艦モデルとなる。
901は、4つの吹出口で髪にドレープ(ひだ)を作って速乾を促す「ドレープフローX4」に高濃度のプラズマクラスター、業界初(同社調べ)の「SENSINGモード」を搭載と美髪のニーズを汲(く)んだ仕様だ。距離センサーとAIを活用したSENSINGモードは、髪とドライヤーの距離を測定して風の温度を55度に保つという。
ノズルサイズは従来品と比較して約2分の1となり、本体重量も軽くなった。モーターやヒーターといった重量部分をヘッドから持ち手に搭載したことで、手首の負担が大きく軽減されたそうだ。
シャープのプラズマクラスター・ヘルスケア事業部 販売推進部の佐々木基之部長は、「高い機能性とデザイン性を両立させ、あえて高プライスとした」と攻めの姿勢を見せる。
「近年のヘアケア家電市場は、“速乾”や“美髪”など高付加価値製品のウエイトが高まっている印象があります。見方を変えると、当社の主力だった1万〜2万円の中途半端な価格帯の製品の存在感が低下しているなあと。そうしたニーズをとらえ、美容への投資を惜しまない層、具体的には30〜40代の髪を美しく保ちたい女性をコアユーザーとして、新製品を開発しました」
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