広島東洋カープは9年間で売り上げが急上昇、理由は?ビジネスフレームワークの教科書(1/5 ページ)

» 2024年03月30日 09時30分 公開

この記事は、『ビジネスフレームワークの教科書 アイデア創出・市場分析・企画提案・改善の手法 55』( 安岡寛道、富樫佳織、伊藤智久、小片隆久/SBクリエイティブ)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです。


 戦略モデルキャンバスは、新規事業の構想や既存事業の見直しの際に、ライバルとの比較を行いながらどのように差別化をするかを確認・整理するフレームワークです。

 戦略モデルキャンバスの特徴は、左側に自社の事業を構築する資源や活動、製品を記入し、右側にライバルに関する事項を記入することで、市場の競争環境を市場の競争環境を検討しながらビジネスモデルを構想検討しながらビジネスモデルを構想できる点にあります。

 キャンバスの各項目を埋めていく際に意識すべきことは「ライバルとの差別化」です。差別化には、価格、ターゲット、ニーズといった検討項目がありますが、戦略モデルキャンバスで確認できるのは「自社が持つ資源とそれを用いた活動の組自社が持つ資源とそれを用いた活動の組み合わせがいかに独創的であるか」です。「資源と活動の組み合わせ」が独創的であればあるほど模倣障壁が高くなり、ライバルとの差別化が可能となります。

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