ファミマはスイーツを24年度の戦略カテゴリとして位置付けている。同社執行役員の島田奈奈氏は「スイーツのファミマを目指す」と意気込む。
背景にあるのは、ファミマの来店目的の上位にスイーツ系商品がランクインしていることだ。同社が7000人近い消費者を対象に独自調査を実施したところ、来店目的の1位は「おむすび」、2位は「パン」、3位は「デザート」、4位は「清涼飲料」、5位は「菓子・アイスクリーム」という結果に。
スイーツの強化により、消費者が求める「癒し」や「リラックス」効果を提供する。また「あのスイーツが食べたい」という目的買い来店を増やし、客数アップにつなげたいという狙いもある。
ファミマは今後、途切れることなく話題になるようなスイーツ系商品を発信し続けるとしている。菓子系だけでなく、砂糖・甘味料不使用のスイーツ飲料を展開したり、果実感・甘口系種類の品ぞろえを拡大したりといった商品展開を予定している。
最高!プリンスイーツは、ファミマが新たに展開するPB「ファミマルSweets」の商品でもある。前出の島田執行役員は、同社のスイーツが競合他社と比べて「勝っているとは言えない」という認識を示している。
好調なプリンの販売を追い風に、「スイーツのファミマ」としての地位を築けるか。
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