ハラスメントかも? 若手社員に伝えにくい言葉、3位「質より量」、2位「納得いかなくてもやって」、1位は?

» 2024年04月12日 05時00分 公開

 ハラスメントが問題になることが多い中、若手社員の指導方法にどんな影響が出ているのか。Voicy(東京都渋谷区)が調査結果を発表し、ハラスメントを意識して若手社員に厳しいことを伝えるのを躊躇(ちゅうちょ)している人が75.5%に上ることが分かった。

photo 若手社員指導に関する調査(提供:写真AC)
photo ハラスメントを意識して、若手社員へ厳しいことをいうのを躊躇したことがあるか(出所:プレスリリース、以下同)

 年代別に見ると「よく躊躇している」と回答した割合は50代が17.5%で最も多く、年代が上がるごとに躊躇している人の割合が高いことが見てとれた。

photo ハラスメント風潮の中、若手社員へ厳しいことを言うことへの意識(年代別)

 若手社員に伝えたい一方で、ハラスメントを気にしていえないことの1位は「嫌なこともやらなきゃいけない」(47.3%)。2位は「納得いかなくてもまずやってみて」(45.3%)、3位は「まずは質より量である」(25.9%)が続いた。

photo 若手社員に伝えたいけど、ハラスメントを気にして言えないこと

 若手社員に厳しくできないことで考えられる弊害の1位は「若手が成長しない」(59.5%)で、以下は「組織運営がうまくいかない」(41.4%)、「事業が伸びない」(38.3%)が続いた。

photo 若手社員に厳しくできないことで考えられる弊害

 20〜50代の会社員・経営者645人を対象にインターネットで調査した。期間は3月25〜27日。

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