ChatGPTで顧客アンケートを分析 「使える資料」にするためのプロンプト作成のコツその悩み、生成AIが解決(3/3 ページ)

» 2024年05月07日 08時00分 公開
[酒井麻里子ITmedia]
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分析結果をPowerPointファイルに出力することもできる

 さらに、Data Analystでは分析結果をPowerPointファイルとして出力することも可能だ。上記の分析結果が出力された後に、以下のように指示すればよい。

プロンプト

ここまでに分析を行った内容をプレゼンテーションとしてまとめ、pptx形式のファイルで出力してください。

 回答に表示されたリンクをクリックするとPowerPointファイルがダウンロードされる。

回答

プレゼンテーションを作成しました。以下のリンクからダウンロードしてご覧ください。

(ファイルのリンクが表示される)

出力されたスライドの一部。これを手直ししていけばよい

 なお、今回のケースではグラフの出力はうまく行えず、文字だけのシンプルなスライドとなった。文字がはみ出しているページもあるため手直しは必須となるが、手作業でデータを転記して白紙の状態からスライドを作る場合に比べると労力を大幅に削減できる。

 スライドの内容を細かく指定したい場合は、分析結果の出力後に「この分析結果を10ページ程度のプレゼンテーションにまとめる場合の、各ページの見出しおよびテキストを考えてください」などの指示で構成を出し、内容を調整したうえでファイルを出力する可能だ。

 もちろん、ChatGPTで出力された分析結果が唯一無二の正解ではない。ChatGPTが拾い上げなかった少数意見のなかに、重要な声が隠れていることもあるだろう。そういったものは人の目を通して確認していく必要があるが、アンケート結果の全体像をすばやく把握するという用途においては、大きな助けとなってくれる。

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