生成AIでデジタル戦略はこう変わる AI研究者が語る「一歩先の未来」
【開催期間】2024年7月9日(火)〜7月28日(日)
【視聴】無料
【視聴方法】こちらより事前登録
【概要】元・東京大学松尾研究室、今井翔太氏が登壇。
生成AIは人類史上最大級の技術革命である。ただし現状、生成AI技術のあまりの発展の速さは、むしろ企業での活用を妨げている感すらある。AI研究者の視点から語る、生成AI×デジタル戦略の未来とは――。
アイデアが浮かばない、こんな無駄な作業なくしたい――。ビジネスパーソンを悩ませる日々のさまざまな困りごと、ChatGPTに聞いてみませんか? ITジャーナリストの酒井麻里子氏がプロンプトの書き方を伝授する。
Q.顧客から集めたアンケートの結果を分析し、まとめる必要があります。ChatGPTを使うことはできますか?
実施したアンケートを有効に活用するには、結果を集計して終わりではなく、その結果から何が見えるのか、それをふまえて今後、何をするべきなのかといった「分析」も重要になる。ChatGPTは、この分析の作業において大きな助けとなってくれる。
ITジャーナリスト/ライター。生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。その他、技術解説やスマホ・ガジェットなどのレビューも。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)など。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。XRと最新テクノロジーのWEBマガジン「TechComm-R」運営。
無料プランでChatGPTを利用している場合、ファイルのアップロードは行えないため、アンケート結果のデータをテキストとしてChatGPTに与える必要がある。
Web上のシステムを使って実施したアンケートなら、テーブル形式で結果が集約されているだろう。例えばGoogleフォームからスプレッドシートに出力した場合は、行ごとに回答1件が記録され、各質問に対する回答は列ごとに区切られる。これをChatGPTの入力欄にコピー&ペーストすれば、改行とタブ区切りで構成されたテキストデータとして扱われる。
プロンプトでは、アンケートの目的とそれぞれの質問項目に加え「項目間はタブで区切り、回答1件ごとに改行している」というデータのルールを明記した上で、回答結果のテキストを貼り付ける。さっそく、具体的なプロンプト例を見ていこう。
【プロンプト】
以下の# 回答結果 は、雑貨店の来店顧客を対象に実施したアンケートの回答です。項目は順に「年齢」「性別」「来店頻度」「本日の購入商品」「品揃えに対する満足度」「商品陳列やレイアウトの分かりやすさ」「接客態度に対する満足度」「商品ラインアップ追加希望」「リクエスト内容」に対する回答です。項目間はタブで区切り、回答1件ごとに改行しています。この結果をもとに、当店の強みと弱み、および今後改善すべき点を教えてください。
# 回答結果
40代 女性 月1回程度 雑貨、文具 やや満足 まあまあ分かりやすい 普通 国産のオーガニックコスメをもっと増やしてほしい。 レジの待ち時間が短縮できればと思います。 20代 男性 初めて来店 食品、雑貨 普通 普通 やや満足 特になし 店内の音楽がもう少し静かだと良い。
(以下、回答結果略)
なお今回は、ChatGPTを使って作成した30件分のサンプル回答を基に分析を実施している。プロンプトで指示した「強み」「弱み」「改善点」の3項目について、小見出しを設けて分かりやすく整理したものが出力された。
【回答】
このアンケート結果から、雑貨店の強み、弱み、および改善点を以下のように整理できます。
強み
1.≫品揃えと商品陳列の分かりやすさ:
2.接客態度:
弱み
1.店内の環境:
2.高齢者への対応:
改善点
1.商品ラインアップの拡充:
2.店舗の機能向上:
3.顧客エンゲージメントの強化:
このアンケート結果を基に、具体的な改善計画を立てることが店舗運営の向上につながるでしょう。
もちろん、ここからさらに掘り下げていくことも可能だ。例えば、特定の顧客層について詳しく知りたいなら、「20代〜40代の男性の来店を増やすには、どのようなことに取り組めばいいですか? アンケートの回答結果をふまえて教えてください」のように、具体的な質問を重ねていけばよい。
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