アイデアが浮かばない、こんな無駄な作業なくしたい――。ビジネスパーソンを悩ませる日々のさまざまな困りごと、ChatGPTに聞いてみませんか? ITジャーナリストの酒井麻里子氏がプロンプトの書き方を伝授する。
Q. 業務効率を向上させるための日々のスケジュールの最適化について部署で検討しています。ChatGPTを使ってアドバイスを得ることはできますか?
部署内の日々の業務に無駄が多いと感じているが、どこから手をつけたらいいか分からない――。そのような場合は、ChatGPTに業務フローの見直しを相談してみよう。1日のタイムスケジュールと、そこで感じている課題を時系列に記載して「業務効率を向上させるためのスケジュールの改善策を教えてください」と質問すればよい。具体的なプロンプトの書き方を見ていこう。
ITジャーナリスト/ライター。生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。その他、技術解説やスマホ・ガジェットなどのレビューも。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)など。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。XRと最新テクノロジーのWEBマガジン「TechComm-R」運営。
【プロンプト】
以下は、メンバー10名ほどの総務部の1日のスケジュールと、各メンバーが感じている課題です。業務効率を向上させるためのスケジュールの改善策を教えてください。
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9:00-9:30 朝礼
全員参加。前日の業務報告、当日の指示など
9:30-10:00 部署内ミーティング
担当者全員参加。前日の進捗報告、当日のタスク確認など
10:00-12:00 個別業務
メール対応、資料作成、各種申請処理など
12:00-13:00 昼休憩
13:00-14:00 個別業務
メール対応、資料作成、各種申請処理など
14:00-15:00 外部との打ち合わせ
業者との打ち合わせ、関係部署との調整など
15:00-16:00 部署内ミーティング
午前中のミーティングの続き
16:00-17:00 個別業務
終わらなかったタスクの処理
17:00-18:00 残業
終わらない仕事の処理
ここでポイントとなるのは、1日のタイムスケジュールだけでなく、そこでどんな無駄が発生しているのか、何に困っているのかといった課題も記載することだ。課題を具体的に記載するほど、提示される解決策もより具体的になる。
逆に、タイムスケジュールだけしか書かずに質問した場合、回答は一般論的な内容になってしまう。事前に部署内でヒアリングを行い、課題を明確にした上でChatGPTに改善策を相談するのがよいだろう。
【回答】
スケジュールの改善には、ミーティングの時間削減、業務の優先順位付け、効率的なタスク管理などが鍵となります。以下に改善策を提案します:
1. 朝礼の効率化
2. 部署内ミーティングの最適化
(中略)
これらの改善策を実施することで、業務効率の向上とワークライフバランスの改善が期待できます。定期的なレビューと改善プロセスを継続することが重要です。
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