そのほか、多く見られた退職理由として「この会社でしか通用しない人材になりたくない」「ジェネラリストではなくスペシャリストとしてキャリアを積みたい」というものでした。昨今の転職市場において、特定のスキルを持つスペシャリストのニーズが高まっている影響もあるかもしれません。
また、元々自らのキャリアプランが明確にあり、「時が来た」形で退職したというクチコミも見られました。
「ジェネラリストとして10年後、20年後のキャリアがイメージできない(社内でのみ通用する人材になってしまう危機感)」(営業、男性、三井物産)
「これ以上在籍したら、この会社でしか使えない人材になってしまうと思ったため。一般的には自分の強みがまったくない、この会社でしか通用しない人になってしまう人が上の世代に多いと感じてしまい、これ以上の希望を会社に持つことができなかったため」(営業、女性、住友商事)
「このまま商事に10年残って、果たしてどれほど市場価値のあるプロフェッショナルや経営者になれているか? それを考えると、退職して違うキャリアパスでプロフェッショナルや経営者としての価値を高めたほうが良いと思ったから。早めに退職して違うキャリアパスを築いていった人たちは、(もともと素養の高い人たちが多いので)成功している人たちが多い印象である」(管理部門、男性、三菱商事)
「20代で若いうちから実務を積み上げていくことができ、またいろいろな経験をすることができたことで、入社当初から持っていた『独立して自分の会社をつくる』という目的を果たせるタイミングが来たと感じたため」(営業、男性、丸紅)
「入社時から骨を埋める気持ちはなかったため、当初の予定通りに退職した形」(総合職、男性、伊藤忠商事)
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
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優秀な若手がどんどん辞めていくが、「社内運動会」をやっても防げないワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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