ニトリは、Forgers(東京都港区)が開発したEC・カタログ向けAR/3D導入サービス「RITTAI」、VR空間シミュレーションサービス「RITTAI ROOM」の導入を開始した。「商品の大きさのイメージが分かりにくい」「家のコーディネートに合うか分からない」といった声に応え、実寸大で家具を配置したイメージが確認できるサービスを提供する。
ARサービス「スマホで簡単!3Dで試し置き」は、自宅もしくは店頭で気になる商品を実寸大で確認できる。同サービスはニトリネットにて、現在約300アイテムが利用可能で、2024年8月までには約1000アイテムまで増やしていくという。
また、作成した商品3Dモデルを活用し、バーチャルで家具の配置をシミュレーションできる「3Dインテリアシミュレーター」も6月1日から導入する。インテリア相談サービスにて同社のインテリア専門スタッフが使用し、自宅の間取りを3Dで作成。商品を配置してコーディネートプランを提案する。
インテリア相談サービスは、全国6店舗での相談予約、またはオンラインから申し込みが可能。今後は、顧客自身が気軽にコーディネートできるよう開発を進めていく。
ニトリでは、これまで商品3Dモデルを活用した複数のサービスを提供してきたが、ツールごとにモデルを作製する必要があり、サービス運用の効率と運用コストに課題があった。
Forgersのサービスは、ひとつの3DモデルでAR表示と3Dシミュレータに活用できることや、専用アプリのインストールを不要とし、Web上で気軽に操作できる利便性の高さ、世の中のデバイスやそれらの機能にも柔軟に対応しており、拡張性が高いことから導入に至った。
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