本拠地騒動があった日ハム 移転後初年の調子は?上司に「1分話せ」と言われたら

» 2024年05月24日 08時00分 公開

上司に「1分話せ」と言われたら

会社の朝会で、上司との出張中に、取引先との雑談で――。ビジネスパーソンにとって「1分話せるトーク」が必要な場面は少なくない。本連載ではそんなビジネスの小ネタを紹介する。

本拠地騒動があった日ハム。移転後の業績は……?(提供:Plainworks)

 北海道日本ハムファイターズの運営会社である北海道日本ハムファイターズ(北海道北広島市)は2003年設立(移転前の前身などまで含めると1946年創業)。同球団が、北海道を拠点とする初のプロ野球球団として移転してきた2004年から2022年までは、札幌ドームを本拠地としていました。2023年からはエスコンフィールドHOKKAIDO(以下エスコンフィールド)が新拠点となりました。

 球場の規定違反騒動など、プロ野球関連のニュースで耳にすることが増えたエスコンフィールド。設備面では世界初の球場内温泉やサウナが設置されるなど、最新のボールパークらしいユニークさで注目されています。なお、命名権を取得しているのは中部電力グループの日本エスコンです。

 “エスコン”はエステート(不動産)とコンステレーション(星座)の造語で「不動産業界の星座でありたい」というロマンチックな由来です。他球場と違って、現状「東京ドーム」のような“命名権に基づかない正式名称”を持たないエスコンフィールドにとっては、「HOKKAIDO」の雄大な大地と対になってなかなか良いネーミングになっている気がします。

 北海道日本ハムファイターズが3月21日に官報に掲載した2023年12月期(2023年1〜12月)決算公告によれば、純利益は6億3200万円(前年同期は4億8300万円)、累積の利益や損失の指標となる利益剰余金は100億4700万円(同94億1500万円)でした。

北海道日本ハムファイターズ 第21期決算公告 北海道日本ハムファイターズ 第21期決算公告

 北海道日本ハムファイターズの過去の決算情報や企業概要は「FUMA」でご確認頂けます。

 エスコンフィールドを運営するファイターズスポーツ&エンターテイメントが3月19日に官報に掲載した2023年12月期(2023年1〜12月)決算公告によれば、売上高は215億3500万円(前年同期は111億1000万円)、経常利益は22億9300万円(同500万円の経常損失)、累積の利益や損失の指標となる利益剰余金は9億5800万円のマイナス(同30億4100万円のマイナス)でした。

ファイターズスポーツ&エンターテイメント 第5期決算公告 ファイターズスポーツ&エンターテイメント 第5期決算公告

 ファイターズスポーツ&エンターテイメントの過去の決算情報や企業概要は「FUMA」でご確認頂けます。

著者紹介 平野健児

新卒でWeb広告営業を経験後、Webを中心とした新規事業の立ち上げ請負業務で独立。WebサイトM&Aの「SiteStock」や無料家計簿アプリ「ReceReco」他、多数の新規事業の立ち上げ、運営に携わる。現在は株式会社Plainworksを創業し、全国160万社の有力企業データベースを完全無料・ログイン不要で利用できる、企業リスト作成サービス「FUMA」を運営中。

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