ITmedia ビジネスオンラインはインサイドセールス部門に関与するビジネスパーソンを対象に「インサイドセールスに関する読者調査」を実施した。その結果、約90%がインサイドセールス業務での「AI活用」「業務自動化」に興味があると回答。一方で、実際のツール導入状況を聞くと、課題も見えてきた。
インサイドセールス部門での「AI活用」に興味があるとした人は90.6%、「業務自動化」は89.7%だった。
一方で昨今営業・マーケティング領域のトレンドとして語られることの多い、特定の企業をターゲットにパーソナライズして顧客開拓を行う「ABM(アカウント・ベースド・マーケティング)」や、「営業代行(BPO)」への関心は4割強にとどまった。
では、実際のツール導入状況はどうか。現在導入している、もしくは導入やリプレイスを検討しているツールを聞くと、「名刺管理ツール」は46.7%と半数に迫る結果に。「SFA(Sales Force Automation)」が37.4%、「CRM(Customer Relationship Management)」が28.0%で続く。
マーケティング活動の自動化を担う「MA(Marketing Automation)」の導入は12.2%にとどまることから、業務効率化のニーズは高いものの、実際の取り組みには移せていない企業が多いことが読み取れる。
ツールを活用するにあたり重視することは「業務効率化」が最多で62.6%だった。次いで「顧客情報の管理・分析」(44.9%)、「社内連携を円滑に進める」(37.4%)という結果になった。ここからも、インサイドセールスにおける業務効率化への高いニーズが分かる。
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