雨の日の来店客の減少に対して、売上UPのための対策をしているか聞いたところ、「実施している」という回答は7.2%にとどまった。「実施した経験はあるが、今は継続していない」(19.2%)を合わせると、実施したことがある飲食店は26.4%だった。
また、実施したことがあるとした事業者のうち、「効果があった」という回答は31.6%だった。「効果がなかった」(44.7%)、「分からない」(23.7%)という回答から、約7割の飲食店が効果を感じていない現状が明らかになった。
どのような打ち手を取ったか聞いたところ、「値引きの実施」や「SNSでの配信強化」「目玉商品の提供」「ポイントUP」「デリバリー・テークアウトの導入」などが挙がった。
梅雨時期や台風、ゲリラ豪雨など「悪天候に関する悩み事」を募ったところ、「来客数が減ること」「キャンセル処理、応対」「交通手段がストップすること」「雨天時の来店客のマナー」「食材管理」などが挙がった。
調査は6月5日〜12日に、飲食店ドットコム会員を対象に実施。回答者のうち、71.1%が1店舗のみを経営する事業者。東京にある飲食店は49.9%(首都圏の飲食店の割合は65.3%)となっている。
また、回答者の業態及び店舗の立地の内訳は以下の通り。
「3年以内の閉店」が多い飲食業態 「ラーメン」「カフェ」を抑えた1位は?
2023年度の飲食店倒産件数が過去最多に 経営課題噴出で採算とれず
行列ができているのに「待ち時間0分」 飲食店でファストパスは広がるのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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