ファミマの「無人トレーラー店舗」移動して1カ月、なぜ始めたの? 反響は?コンビニ初(2/3 ページ)

» 2024年06月25日 05時30分 公開

無人レジとスペースを活用

 店舗内には2台のセルフレジを設置したほか、ファミマのアプリ「ファミペイ」を使用した割引や商品引換特典なども利用できる仕様とした。

 店舗面積は約14平方メートルと、決して大きくはない。限られた空間の中でも満足度の高い店舗を実現するため、通常のコンビニで設置されている備品を置かないなど、工夫を凝らしている。

 「スペースが限られる中でも可能な限り多くの商品を提供するために、各建設事務所に電子レンジや給湯ポットを設置することで、店内の商品棚を広くするレイアウトにした」(寺岡さん)

photo 店舗イメージ(プレスリリースより)

 店舗内は設定した温度帯を超えると、エアコンが自動的にON/OFFするシステムを採用。商品の品質が保たれることに加えて、快適な買い物環境を提供できるようにした。営業時間は午前9時〜午後5時と現場の労働時間に合わせている。

 基本的に無人で運営しているというが、商品の補充などはどうしているのか。商品は、母店となる店舗からクルマに積んで配送していて、原則的に母店に在籍するスタッフが開店前と閉店後に商品補充や清掃を実施している。営業中も販売動向などを見ながら、必要に応じて行っているそうだ。

 セキュリティ面については、自立電源システムを利用した防犯カメラで遠隔から店内を確認できるようにするなど、対策を施している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR