皆さんは、自社のサービス名や商品名がGoogle検索で上から何番目に表示されているかを把握しているでしょうか? 検索順位は常に変動しており、自社サイトのアクセス数や売り上げにも影響を与えます。その影響をもたらしている正体の1つが、検索アルゴリズムの変更「Googleアルゴリズムアップデート」です。
細かなアップデートから、毎年2〜3回実施される変動の大きいコアアップデート、レビューやコンテンツ評価に対するGoogleの新指標のアップデート、スパム行為を取り締まるためのスパムアップデートなど、大小さまざま存在します。
今回は、普段Google検索に関わらないビジネスパーソンにとってもぜひ知っておきたいGoogleアルゴリズムアップデートについて解説します。自社のサービスを検索結果の上位にしたいがために、危ない行動はしていないでしょうか。そのような行動をしていると、ある日突然、あなたのWebサイトが検索結果から消える可能性は十分にあります。ここ数年の間に実施されたアップデートの内容を例に説明しますので、この機会にぜひ知っておいてください。
まず1つ目です。「大量生成されたコンテンツの不正使用」を行っていると、ある日突然、検索結果から消えてしまうかもしれません。
これは2024年3月に展開されたスパムアップデートの1つで、「大量生成されたコンテンツの不正使用」とはユーザーのためではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。
もともと、自動生成コンテンツに関するアップデートは、2011年頃に展開されたパンダアップデート(コンテンツの品質に関するアップデート)を始め、昔からスパムポリシーとして組み込まれていました。今回のアップデートで新たに組み込まれたのが、いわゆる生成AIコンテンツに対するポリシーです。
生成AIは人的リソースを必要とせず、指示されたテーマをほんの数秒で書き上げてしまう画期的なツールです。ただし、使い方を一歩間違うと、検索結果に誤った情報やユーザーの役に立たないコンテンツがあふれかえり、満足のいく検索行動ができなくなってしまいます。
そこでGoogleは、生成AIが作成したコンテンツにも高品質を求めており、人による監修を推奨しています。
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