「つながらない権利」の意識高まる? アルバイトの4割が個人SNSの業務利用を問題視(2/2 ページ)

» 2024年08月09日 05時00分 公開
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 企業側の意見はどうか。アルバイトが多い傾向にある飲食や販売など7業種のいずれも、個人SNSでアルバイトとやり取りすることを問題視している人が半数程度を占めた。一方、LINEを中心とした個人SNSでのやり取りは現状幅広く行われているようだ。最も問題意識の高かった飲食業でも48.7%が利用している。

photo 個人SNSでのアルバイトとのやり取りについて(業種別)
photo 使用しているSNSの割合

 アルバイトとのやり取りに個人SNSを利用している理由の1位は「アルバイト全員から(ビジネスチャットツールなどの)利用の合意を得ることが難しいため」(25.9%)。「アルバイト人数分のコストがかかるため」(25.3%)、「機密情報を扱う社員同士のツールとは分けるため」(23.2%)が続いた。

photo アルバイトとのやり取りに個人SNSを利用している理由

 アルバイトとのコミュニケーションツールに求めるものとして最も回答が集まったのは「シフト表を確認できる」(36.3%)で、2位は「分かりやすく簡単に操作できる」(36.1%)、3位は「写真や動画をアップして共有できる」(24.7%)だった。個人SNSでアルバイトとやり取りしている割合が高かった飲食業では、シフト調整や交代・ヘルプ要請など、シフト関連の需要が全体と比べて高かった。

photo アルバイトとのコミュニケーションツールに求めること

 15〜49歳の男女1万6272名を対象にインターネットで調査した。期間は、7月8〜16日。

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