家庭内のビジネスサイクルは、4つのステップがある。(1)キットが届いたら、子どもは野菜の栽培を開始。ユニコーンラボを使って無農薬の野菜をつくれるが、販売するのは野菜以外でも問題ない。お掃除であったり、肩たたきであったり、100点の答案用紙であったり。アプリ上で販売できる。
(2)野菜が育ったら、親や祖父母と価格交渉をする。例えば、ミニトマトが100円で売れたら、それを収穫する。20人が参加した実証実験では、野菜をラッピングすることで販売価格を上げたケースもあったという。
(3)商品が売れたら、アプリでQRコード決済を行う。いわゆる“家族内ECサイト”で販売。実証実験では、自分で野菜を料理し、できあがった料理を高く売ったケースも。また、遠方に住んでいる祖父母に配送した子どももいたそうだ。
(4)アプリ上で「売り上げを管理」することが可能。毎月の数字をグラフで確認できるので、子どもたちは金額を確認して、次の「仕入れ」を考える。野菜売り場に行って値段を調べたり、家族はどんな野菜が好きなのかを聞いたりして、栽培を始めるといった流れだ。
ユニコーンラボのアイデアは2023年6月、Microsoft社主催のビジネスコンテスト「IDEACTIVE JAPAN PROJECT」にて、最優秀賞を受賞。この結果を受けて、ネット上で「発想がおもしろい。子どもにやらせたい」「自分が子どもだったら超やってみたい」といったコメントが飛び交ったのだ。
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