ユニコーンラボを販売して、まだ数カ月しかたっていないが、想定外のことも起きている。子どもの「売り上げ」だ。夏休みに入った子どもたちの活動が活発化していて、7月の平均収入は3360円。小学生のお小遣い平均の3倍ほどを稼ぐようになっているのだ。
その一方で、課題も見えてきた。アプリに「みんなの広場」という子ども向けのSNSがあって、「枝豆が売れた。〇〇円」といったことが書かれている。それを見た子どもたちは「自分の枝豆も、〇〇円で売れるのか」となって、その価格で販売しているケースもあるようだが、このSNSを利用しているのは2〜3割にとどまっている。
永野さんは「もっとたくさんの子どもたちに利用してほしい」と思っているが、悩ましい問題も。SNSに慣れていない小学生に向けて、「もっと使ってね」と訴えてもなかなか響かないのではないか。「小学生=SNSはまだ早い」という親からすれば、「ここには参加してほしくない」と考えているかもしれない。
「いいね」ボタンを搭載したり、「フォロー」の機能を付けたりすれば、SNSは活性化するかもしれない。参加者の中から「インフルエンサー」が生まれるかもしれない。しかし、コメントが荒れる可能性もあるので、たくさんの人に利用してもらいたいが、現時点で機能は限定的にせざるを得ない状況である。最適な方法を模索していて、しばらくは様子を見ながらの運営になりそうだという。
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