多くの業種で人手不足が課題となる中、企業のIT投資が進んでいる。コンサルティング事業のリンクアンドパートナーズは、従業員50人以上を擁する経営者1006人に調査を実施。2024年度にIT投資をしている企業は7割に上った。どのようなIT分野に投資しているのか。
2024年度に「IT投資をしている」と回答した企業は72.7%に上った。また、2023年度と比較してIT予算が「増加した」企業は26.8%だった。「やや増加した」(43.5%)と合わせると、7割の企業でIT予算が増加していることが分かった。
どのような分野でIT投資をしているのか。最も多かったのは「サイバーセキュリティ」で49.4%。次に「クラウドサービス」(46.9%)、「人工知能(AI)」(36.5%)と続いた。
IT投資で実現したいことは「業務プロセスの効率化」が最も多く49.0%。その他「コスト削減」(39.7%)、「サイバーセキュリティの強化」(39.3%)が上位回答となった。
IT投資を検討、実施する上で障壁となっていることについて、最も多かったのは「初期導入コストの高さ」で35.6%。次に「予算の制約」(24.4%)、「社内のITリソース不足」(19.3%)と続いた。
調査は8月21日にインターネットで実施した。
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