ローソンは2種類のフードロス削減サービスを導入し、消費期限が迫った商品を半額以下で販売する実証実験を始める。5月11日から「ローソン TOC大崎店」(東京都品川区)、「ナチュラルローソン 六本木ヒルズ店」(東京都港区)で開始し、順次拡大する。
導入したのは、フードロス削減アプリ「Too Good To Go」とフードシェアリングサービス「TABETE」(タベテ)だ。
Too Good To Goは、Too Good To Go Japan(東京都渋谷区)が日本で展開する、デンマーク発のフードロス削減アプリ。世界21カ国で展開し、利用者は1億2000万人を超える。
ローソン店舗の従業員がおにぎりやベーカリーなどの対象商品を複数個詰め合わせ、「ベーカリーバッグ」「デザートバッグ」などとして同アプリに登録して販売する。1袋には同じカテゴリーの商品を2個以上入れ、定価の半額以下で提供する。
TABETEは、コークッキング(埼玉県東松山市)が運営する国内最大級のフードシェアリングサービスで、登録者数は約126万人だ。対象商品を店舗従業員がTABETE専用アプリに登録し、定価の半額で提供する。
Too Good To Go、TABETEのいずれも、利用客はアプリ上で注文・決済し、店舗で商品を受け取る仕組みだ。フードロス削減に加え、物価高が続く中で高まる節約志向にも対応する。
対象商品は、消費期限が近いおにぎりやベーカリー、デザートなど。ローソンが2024年から全店で導入しているAI発注システム「AI.CO」を活用する。
AI.COは、天候や在庫、販売実績などのデータを基に需要を予測し、各商品の発注数や値引きを推奨するシステムだ。これらの推奨結果を踏まえ、対象商品をToo Good To GoやTABETEで販売する。
ローソンの広報担当者は「これまでは、店頭に来店されたお客さましか値引き商品を手に取ることができなかったが、アプリを活用することで、より多くのお客さまに購入いただける」と説明した。2つのサービスを同時に導入することでより幅広い利用を狙う。
ローソンはフードロス削減目標として、2030年までに2018年比で50%、2050年までに同100%の削減を掲げている。
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