モスの「ドリンクスタンド」が好調 あえて“狭い”店舗にチャレンジするワケ(1/2 ページ)

» 2024年09月21日 08時00分 公開

 モスバーガーを運営するモスフードサービスが、同社初となるドリンクスタンドを8月9日にオープンしてから1カ月が経過した。担当者によると「売り上げは計画通りに推移している」という。ハンバーガーチェーンであるにもかかわらず、なぜドリンクスタンドをオープンしたのか。経緯や今後の展開について話を聞いた。

photo モス初のドリンクスタンドが8月9日にオープン(公式Webサイトから引用)

 ドリンクスタンド「Stand by Mos」は東武東上線池袋駅の中央改札内に位置し、営業時間は午前9時〜午後9時。「いつでも自然を、あなたのそばに」をコンセプトに、通常のモスバーガー店舗にはない、ジュースやスムージーなどを9種類(2024年9月時点)用意している。

photo ドリンクスタンド「Stand by Mos」(著者撮影、以下同)
photo ジュースやスムージーなど9種類を用意

 人気メニュートップ3は「しっかりトマトなモストマトジュース」(420円)、「ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー」(500円)、「こっくりスイートなモスバナナミルクスムージー」(500円)だ。材料の野菜や果物は、味は問題がないものの、サイズが大きすぎる・小さすぎる、表面にキズがあるなどの理由で廃棄予定の規格外品や端材を使用。「この1店舗で想定通り売り上げれば、年間4.6トンの規格外野菜を活用でき、フードロス削減につながる」(担当者)という。

photo 規格外のトマトを使用
photo 注文後にジューサーにかけるフレッシュさが売り
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