勤め先の生成AIの活用状況について、「全社的に本格活用中」「一部の部門で活用中」「試験的に活用中(PoC実施中含む)」と回答した人に、活用においてどのような課題を感じているか聞いた。
「AIが生成した誤情報(ハルシネーション)の検出と対策」と「セキュリティとプライバシー保護の徹底」が56.8%で同率1位となり、特に「ハルシネーション」や「セキュリティリスク」が活用障壁として大きく、実用化に向けた対策が求められる結果となった。
最後に、特定企業のデータを活用したカスタマイズSLM(特化型小規模言語モデル)の利用を検討しているかを尋ねた。最も多かったのは「やや検討している」(44.5%)で、「かなり検討している」(32.0%)、「あまり検討していない」(13.8%)が続いた。
同社は「企業が生成AIによる生産性向上やビジネス価値の最大化を図るためには、信頼性の高いデジタルデータをそろえ、それに基づいたカスタマイズLLM・SLM運用により、業務に特化した専門性の高いAI活用の実現が鍵となる」と分析した。
調査は、年商500億円以上の大企業に勤めており、業務における生成AIの導入に携わった218人を対象にインターネットで実施した。期間は10月1〜2日。
生成AIを導入しても“社員が使わない” 「生成AIプロンプト道場」の奮闘
孫正義「A2Aの世界が始まる」 数年後のAIは“人が寝ている間に”何をする?
「生成AI×RAG」の効果と課題は? 実装しないと「競争力を保てない」これだけの理由
“孫正義流”ChatGPTの使い方とは? 「部下と議論するより面白い」
ChatGPT創業者が慶大生に明かした「ブレイクスルーの起こし方」
松尾豊東大教授が明かす 日本企業が「ChatGPTでDX」すべき理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング