これまでも炊飯器など高級調理家電を販売してきたタイガー魔法瓶は、ミキサー市場においてもプレミアムラインの需要が高まると仮説を立て、本製品を企画。「コロナ禍を経てウェルビーイングへの関心が高まり、食生活に気を付けたり、SDGsやフードロスを意識したりする消費者が増えています。そのため、手軽においしく野菜や果物を摂取する方法が求められていると考えました」(担当者)
こうしたニーズに対応するため、タイガー魔法瓶は斜め型ミキサーを使ってフードロス削減につなげられるレシピを、公式Webサイトで公開している。
開発段階ではミキサーの刃の最適な角度を模索する上で、127台を超える試作品を作成したという。刃を斜めにしたことで切削力が高まり、りんごやアボカドも丸ごと粉砕できるようになったほか、従来品では非対応であることが多い氷や冷凍フルーツも切削可能だという。事前に食材を切る下処理工程を省けるようになり、時短のニーズにも応えている。
発売後、購入した顧客からは性能や手入れのしやすさに満足する声が多く届いた一方で、「一人暮らし用のコンパクトなものも欲しい」と改善へのリクエストもあったという。高価格帯の調理家電市場で、どこまで需要を捉えられるか。
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