2025年の崖に対策するためにレガシーシステムの刷新を進めているか聞いた。「すでに進めている」(30.0%)もしくは「一部進めている」(43.8%)と回答した割合は合わせて7割程度、「まだ進めていないが、計画は立てている」は9.3%と、検討し動き始めている、動き始めようとしている企業が大多数であることが分かった。
2025年の崖に対応するため、レガシーシステムに対してどのような対処を検討・予定しているかについては、最多が「既存システムから新規システムへの完全な移行」(57.3%)、次いで「既存システムから新環境への置き換え」(37.9%)、「既存システムを元にした置き換え」(37.2%)という結果だった。
レガシーシステムの刷新を進めている、検討していると答えた担当者に、新システムに求めることを聞いた。求めることの1位は「他システムとの連携が容易である」(54.3%)、2位は「システム活用実態の可視化やデータ分析が容易に行える」(53.9%)、3位は「システム活用・DX推進をサポートする体制をパートナーが持っている」(40.0%)だった。
テックタッチは、「今回の調査からは、多くの大企業で2025年の崖への対応が進んでいることが明らかになった。約6割の大企業が既存システムから新システムへの完全移行を予定していて、刷新後の新システムの定着・活用に向けた取り組みも求められている」とコメントしている。
今回の調査は、レガシーシステムが残っている大企業(従業員数1000人以上)の情報システム担当者を対象に、インターネットで行った。期間は8月23日〜9月9日、有効回答数は528人。
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優秀なエンジニアを確保するために何をすべきか ニチガスに聞く“2025年の崖”を超える方法Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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