日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
フレッシュネスが運営するハンバーガーチェーン「フレッシュネスバーガー」は12月4日、「神戸牛バーガー」(950円)と「神戸牛チーズバーガー」(1050円)を発売する。2014年から同社が「冬の定番」と銘打って展開する、「ブランド和牛バーガーシリーズ」の第10弾。「神戸牛を1000円程度の価格帯で提供すること」にこだわったという。
「日本」をテーマに据え、和風バルサミコソースで味付けし、わさびと大葉をアクセントに仕上げた。
フレッシュネスバーガーは「ブランド和牛バーガー」シリーズでは、神戸牛を使用したハンバーガーを4度販売してきた。年間の出荷頭数が約3000頭と、希少な高級食材として知られる神戸牛だが、シリーズを展開するにあたっては「1000円前後」という価格帯にこだわっているという。
担当者は「過去に1400円台の商品も販売したのですが、価格の壁があったのか、売れ行きは伸び悩みました」と振り返る。物価高騰の影響で各社値上げを進めている中、割安な価格で訴求する狙いがあるという。
価格を抑えるにあたって、ビーフパティにパン粉などのつなぎを使用したほか、ふんわりとした食感を味わえるように工夫したという。
サイドメニューとして「紀州南高梅マヨディップポテト」(390円)と「不知火(しらぬい)クラフトレモネードソーダ(ICE)」「不知火クラフトレモネード(HOT)」(各520円)も発売する。それぞれ紀州南高梅や熊本県産の柑橘(かんきつ)「不知火」といった日本の食材を使用しており、神戸牛バーガーと合わせて味わえる商品として訴求する。
いずれも12月4日から2月4日まで、球場店舗と動物園店舗を除く全国のフレッシュネスバーガー約150店舗で販売する。
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