スズキは11月27日、移動販売事業者向けのスマートフォン用アプリ「Shuppa(シュッパ)」の提供を開始した。Shuppaは、飲食や小売り向けのプラットフォームを提供するShowcase Gig(東京都渋谷区)と共同開発したもの。
キッチンカーなどの移動販売事業者数が増加している一方、開業の煩雑さや運営面での課題も多い。スズキは軽トラックの荷台で商品を販売する「軽トラ市」に注力しており、こうした課題を解決することで、軽トラ市の普及にも役立つと考え開発に至った。
Shuppaは出店計画や商品の登録・管理、レジ対応などの業務、Webサイト作成、売り上げの分析といった、さまざまな機能を集約している。運営に必要な機能を1つのアプリにまとめることで、業務効率化や売り上げの改善が期待できるという。アプリの利用には、別途端末を用意する手間や費用はかからない。
開発時には、移動販売事業者にアプリを使用してもらい、課題や改善点をヒアリングした。スズキは「今後は利用者の声をアプリ機能の拡充に反映し、開業から運営までを一貫してサポートできるサービスの開発を進める」とコメントした。
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