それにしても、なぜ低価格を維持できているのか。この質問に対し、「商品設計・製造から販売までを全て自社で完結しているためだ」と橋本氏。
「当社ではペットボトルの製造から自社で行っていて、原料のレジンを調達して一から製造しています。他の飲料メーカーは他社からペットボトルを購入することが多いのですが、それはたくさんの空気を運んでいるようなもので運送効率が悪いんです」(橋本氏)
さらに、商品展開を「水」「お茶」「炭酸水」の3カテゴリーに限定し、サイズも2リットルと500ミリリットルのみにすることで、各工程で発生するムダを最小化している。工場は東北から九州まで全国に12カ所を展開しており、これも物流費の抑制につながっている。
こうしたビジネス戦略がうまく機能し、OZA SODAのみならず全体の業績も順調だ。同社の2025年3月期 第2四半期の決算では、生産数が前期比113%、売上高は240億円で同117%、営業利益は30億円で同105%となった。OZA SODAを含むECの販売額は「総売り上げ構成比の2ケタ台」とのこと。240億円の売り上げのうち、24億円以上となるそうだ。
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