キャリア自律への関心が高いとされているZ世代。学情(東京都中央区)は、2025年4月入社の新社会人を対象に「入社先でのキャリア」について調査を実施した。入社先の企業では「定年まで」働き続けたいと考える新社会人が最も多く、いずれは管理職になりたいと考えている人が半数以上いることが分かった。
新卒入社した企業で働きたい期間で最も多かった答えは「定年まで」(32.3%)だった。次いで「3年以上5年未満」(26.8%)、「5年以上10年未満」(16.7%)と続いた。
10年以上働き続けたいと回答した人からは、「頑張って就職活動して入る会社なので、できるだけ長く勤めたい」「さまざまな職種に挑戦したい」などの声があった。一方10年未満と回答した新社会人からは「30歳になる前にキャリアを見直し、転職するかしないかを考えたい」「長く働きたいものの、自分がより成長できそうな企業に出会った場合は転職も検討する」などの声が挙がった。
管理職になりたいかとの質問に55.6%が「なりたい」と回答し、新社会人の約6割がいずれは管理職になりたいと考えていることが分かった。
入社した企業で目指したい役割については、「主任・係長」が33.8%、「部長」が25.3%、「課長」が24.7%だった。「新卒で入社した会社である程度の成果を出したら、転職してキャリアアップしたい」「自分の市場価値を上げるために、チームマネジメント経験を積みたい」といった声が寄せられた。
調査は10月29日〜11月11日、スカウト型就職サイト「あさがくナビ2025」へのサイト来訪者を対象にインターネットにより実施した。有効回答数は198件。
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