今年は11月に真夏日を記録するなど暑さが長引き、あったかグッズには不利な状況が続いた。「夏も秋も長くてやきもきしていました」と森氏は苦笑するものの、朝晩が冷え込み始めた10月頃から売れ始め、一部商品は完売となった。この好調の1つに男性からの支持があるという。
当初、&ONDOの想定ターゲットは30代以降の女性に設定。実際の購買層も30代を中心に、40代以降など幅広い年代の女性が中心だ。その一方で、森氏の予想以上に男性も購入しており、特に靴下系のアイテムが人気だという。
男性からも支持された要因について、森氏は男性の中に、サーモスの水筒やタンブラーを使っている人が多いからではと分析する。「あったかグッズは女性寄りなイメージを持たれやすいです。ですがサーモスは商品特性上、ジェンダーレスなブランドイメージがあります。加えて日常生活で商品を使っていただいていることで、あったかグッズへの抵抗も少なかったのではないでしょうか」(森氏)
今後の商品展開については、12商品のサイズやカラーバリエーションの追加を検討しているという。その他、子ども向けやゆったりしたサイズが好きな人向けなど、より幅広い層に向けた商品も企画しているという。
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