累計8万台突破の一人用着るこたつ「こたんぽ」 最新モデルで「足元」を大幅リニューアルした理由（1/2 ページ）

[菊地央里子，ITmedia]

　家電メーカーのサンコー（東京都千代田区）が販売する“着るこたつ”こと「こたんぽ」（希望小売価格1万2800円）が、定番化しつつある。2017年に販売し、累計販売台数は8万5000台を突破。何度も改良を重ねており、最新モデルでは足先の寒さに着目した。

“着るこたつ”こと「こたんぽ」が累計販売台数8万5000台を突破（プレスリリースより引用）

　こたんぽは、胸元から足先までをすっぽりと包み込み、内蔵されたヒーターで温める暖房器具。ソファや椅子に座るようなシーンだけでなく、立った状態でも使えるようにした1人用のこたつだ。サイズは本体部分が45（幅）×110（高さ）×30（奥行）センチ。男女兼用で、ウエストサイズは80〜140センチまで対応する。

こたんぽ（プレスリリースより引用）

　使用する際は、寝袋のように足を入れて上まで引っ張り上げる。右側にファスナー、左右両方にドローコード（フードや袖口などを締める時に使われる留め具付きのひものこと）が付いているので、自分の体形に合わせてサイズ調整ができる。また、足底の部分は開いて足を出せるようになっており、そのまま歩くことが可能だ。

ファスナー（編集部撮影）

ドローコード（編集部撮影）

　足元も含む前面部全体にヒーターを内蔵。ヒーター温度は30度、33度、36度、39度、42度、45度の6段階となっている。着たまま眠ってしまった場合に備えて、オフタイマー（30分、60分、120分、240分）機能を搭載した。

ヒーター温度は6段階（プレスリリースより引用）

オフタイマー機能を搭載（プレスリリースより引用）