2023年度のゾンビ企業率を業種別に見ると「運輸・通信」(22.6%)が最も高かった。以下は「小売」(21.0%)、「建設」(17.0%)が続いた。「建設」を除く全業種でゾンビ企業率が低下した。
従業員数別では「5人以下」(22.9%)、「6〜20人以下」(17.1%)の順にゾンビ企業率が高かった。最も低いのは「1000人超」(1.8%)で、従業員数が増えるにつれて、ゾンビ企業率が低下する傾向にあることがうかがえる。
地域別では「東北」(20.3%)が唯一20%を超え、最も高かった。東日本大震災後の各種金融支援策の影響もあり、震災から10年以上たった今も借り入れ負担が大きい企業が多いと考えられる。最も低いのは「関東」(12.6%)で、特に「東京都」は10.2%と、都道府県別で最も低い水準だった。
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