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「最近の若者はプライベート重視」「出世欲がない」――など、中年のビジネスパーソンが「最近の若者は〜」と嘆く声をよく聞く。
実際、若者は出世についてどのような意識を持っているのか。世代間で出世欲に差はあるのか? Webシステムの受託開発を手掛けるセルバ(東京都中央区)が、正社員の20〜40代300人を対象に調査を実施した。調査期間は1月6〜13日。
今より出世したいか聞くと、全体の42%が「出世したくない」と回答した。「どちらでもよい」(29%)と合わせると、約71%が出世を望んでいない(出世意欲がない)ことが分かった。
出世したくないとした人からは「管理職になっても給与はさほど上がらないし、実質的には待遇が低下すると考えるから」(30代女性、一般社員)、「今以上に仕事が増えてプラス部下の配置まで見ないといけないのは、精神的にきついから」(40代男性、主任)、「上司の働いている姿をみると仕事への責任もあり、よりサービス残業が増えるので家庭がないがしろになる恐れが強いため」(40代男性、主任)といった声が集まった。
出世したい理由では「キャリアを積みたい」(20代女性、一般社員)、「もう少し給料が増えてほしい」(40代女性、一般社員)などの声が上がった。
仕事とプライベートの理想のバランスを聞いたところ、50%が「仕事よりプライベート」を優先させたいとした。年代別に見ると、30代が最もプライベートを優先する割合が大きくなった。
「プライベートより仕事」派はどの世代でも最も少ない割合に。若い世代になるほど若干その割合が大きくなった。
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