突然だが、問題。外食チェーンで、国内店舗数第2位の店はどこか。
答えは、スターバックスである。1位のマクドナルド(国内2988店舗)に次いで、2番目に店舗数が多い。その数、1986店舗。当然、カフェ業界の中ではトップを走っている。
来年の2026年は、スターバックスコーヒージャパン30周年という節目だ。海外発の飲食チェーンは、日本では馴染めずに撤退する例も多い。しかし、上陸から約30年が経ったスタバは、全く衰える気配がない。それどころか、米国のスターバックス事業が停滞しているにもかかわらず、日本のスタバは好調なのだ。
一方、国内勢も手をこまねいているわけではない。特に勢いがあるのが、名古屋発祥のコーヒーチェーンであるコメダ珈琲店だ。
フランチャイズを中心に急速に出店数を伸ばしており、現在の店舗数は1004店舗。長年、国内のカフェ業界の店舗数2位に位置するドトールが1075店舗であることを踏まえると、今年か来年あたりにはこのランキングも逆転するだろう。他のチェーンと比較して、営業利益が非常に高いことでも知られており、展開次第によってはスタバと肩を並べるかもしれない。
スタバとコメダ、実はこの2つの店舗は、同じ日本でシェアを拡大しつつも、絶妙にターゲットや店の目的が異なる。両者の特徴を見ながら、日本のコーヒーチェーンの現在地と未来について考えてみよう。
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