YKKがファスナーをブレスレットにした商品を、バンダイのカプセルトイ「ガシャポン」(1回300円)で販売している。
ピンクやブルーなど7色の「くすみカラー」を採用し、SNSでは「推し色」を求める投稿が相次ぐなど、反響を呼んでいる。YKKにとって初のカプセルトイ商品で、消費者との新たな接点をつくる狙いだ。
「ファスナーブレスレット」は、樹脂製のファスナー本体を輪っかにしてつなげ、実際に開け閉めできる仕様とした。再生材比率が約67%の素材を採用し、ブレスレットとしてだけではなくバッグなどのアクセサリーとしても使える。
カプセルトイでの販売を選んだきっかけは、同社が商品購入者向けに「樹脂カラビナ」(開閉できる部品ついた金属リングのこと。登山などで使われることが多い)のガチャを実施したところ、好評を博したことだった。「ガチャだけでも回したい」という声が多く寄せられ、バンダイに企画を持ち込んだところ、同社にとって初となるカプセルトイでの販売が実現した。
「消費者から直接、商品への関心を示してもらったことで、新たな可能性を感じた」と、同商品の企画・開発を担当した佐藤秀樹さんは振り返る。
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