「社員のモチベが低い」 企業が抱くリスキリング推進の課題は?

» 2025年02月08日 09時00分 公開
[ITmedia]

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 政府が5年間で1兆円の投資を行うなど国をあげてリスキリングを支援するなか、企業はリスキリングにどのような課題感を抱いているのか。

 教育事業を展開するヒューマンアカデミー(東京都新宿区)が、企業の人事・研修担当者300人を対象に調査した。

企業が社員のリスキリングに抱く課題は? 写真はイメージ(ゲッティイメージズ)

企業がリスキリングに取り組む目的は?

会社としてリスキリングを推進する理由は「各社員のスキルの底上げ」が65%で最多。続いて「業務効率化や生産性向上」(60%)、「デジタル化・DX化の推進」(58%)が上位に並んだ。

 上位3項目に対して「新たな技術やビジネスモデルへの対応」「社員の新たな職種へのチャレンジ」は50%を下回っており、現時点では全社的なスキル底上げやDX推進に注力していることがうかがえる。

企業がリスキリングに取り組む目的(ヒューマンアカデミー調べ、以下同)

リスキリング推進の課題は?

 リスキリングを推進する上での課題は、上から「社員の学習時間の確保が難しい」が40%、「予算が十分に確保できない」が34%となり、時間・予算面の制約が上位を占めた。

 このほか「研修プログラムをどのように選定すべきか不明」「社員のモチベーションが低い」(いずれも31%)――といった回答も上位に挙がった。

リスキリング推進の課題は?

 調査は2024年12月16〜20日にインターネットで実施した。

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