一般求人掲示板の廃止が決まった後も、運用チームは「闇バイト撲滅にどう貢献できるか」と議論を重ね、国内15エリアのTOPページにはこれまで通りに「一般求人掲示板」という表示を残すことにした。
なぜかというと、そこから「闇バイト撲滅特設サイト」へ誘導するためだ。
まず、「一般求人掲示板」の表示をクリックすると、これまでのような掲示板スレッド画面が開く。ただ、そこには闇バイト対策用のサイトだというバナーがあり、掲載されているのは全てダミーで、その中には闇バイトを思わせるような怪しい募集もある。これらのどこをクリックしても、「闇バイト撲滅特設サイト」へ飛ぶようになっている。
この特設サイトでは、過去の闇バイト事件の事例や、闇バイト募集に使われる隠語、身分証明書の提出を求める手口などを詳しく解説し、随時更新していく。Webサイトの詳細は、2月13日に爆サイ上でリリースしていくという。
電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」やタイミー、メタ、メルカリなど、提供するサービスや技術が悪用される企業が増えている。これらの会社の危機管理対応は、「悪事を働いているのはほんの一握りなので、注意喚起や監視を強化する」というのが一般的だ。
批判をしているわけではない。大多数のユーザーメリットを考慮すれば、サービス継続は当然だ。その中で各社、最大限できる対策を模索している。実際、筆者自身もそういう企業ステートメントの作成アドバイスに関わってきた。
一方で闇バイトのように人命が失われる事件や、人生が狂う人がたくさん出てくるような問題の場合、そのような対応だけで十分なのか――という考え方も当然あるだろう。
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