キッザニア東京の内部は2フロア構成になっており、中に入ってまず目に入るのは「おしごと相談センター」。リクルートが出展しており、タッチパネルやタブレット端末を使いながら、施設内のアクティビティを検索できる。
その横には任天堂がスポンサーの「ゲーム会社」も。ここではゲームの作り方を学ぶ。音声や障害物といったオリジナリティーを加えて、実際にゲームを作るアクティビティだ。キッザニアでは通常、仕事体験をすると独自の園内通貨「キッゾ」をもらえることに加え、このブースではオリジナルゲームのパッケージを持ち帰ることができる(「大人のキッザニア」ではキッゾは発行されない)。
任天堂のように、通貨以外の“お土産”があるブースは数多い。フォーシーズがスポンサーのピザーラブースでは、生地の成形からトッピングなどを体験するとともに、焼いたピザを施設内で食べることができる。
キッザニア東京内には全体で約100種類のアクティビティがあり、他にも銀行やコールセンターといったさまざまな仕事体験が可能だ。いずれにも共通するのが「本物志向」。子ども向けとはいえ必要以上にデフォルメせず、実際の仕事や社会に近い体験となるように工夫しているという。
「国内でキッザニアを始めた“創業者”ともいえる住谷栄之資は常に『子どもだましでは通用しない』『本当のものを届けることが重要だ』と話しています。子どもといってもキッザニアの対象は15歳までですし、中学3年生ともなれば大人とそう変わりません。そうした層でも満足できるようなプログラムになるよう、スポンサー企業とすり合わせながらアクティビティを設計しています」(担当者)
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