大人もキッザニアに熱中するのは、本格的なアクティビティや、楽しく学べるからだけではない。例えば、前回開催した2019年からの約6年に、リスキリングや転職が一般化した。
終身雇用制度が揺らいでおり、人生100年時代ともいわれる昨今、働く個人は1つの企業に固執せずに転職が当たり前になりつつある。総務省の労働力調査によると、2024年の転職者数は331万人で3年連続の増加。2019年の353万人をピークに、コロナ禍で落ち込んだ数字が回復基調にある。転職希望者も2023年から8年ぶりの減少となったものの、1000万人台をキープしている。
まさに「大転職時代」といえる中で、働く個人は会社を問わず活躍できるように自分のスキルを磨く必要がある。こうした背景もあって、リスキリングがバズワード化した。
しかしながら、リスキリングではどうしても現在の仕事の延長線になりがちだ。リクルートマネジメントソリューションズが2024年3月に公開した調査結果では、過去1年における新たな知識・スキルを学ぶ機会について、現在の仕事と関係ないものほど「なかった」と回答した割合が高まっている。
実際に、ふだんの仕事では経験できない体験を期待して大人のキッザニアに参加した人も少なくない。冒頭で触れた、伊藤忠商事のアクティビティに参加した女性はまさにその一人だ。ピザーラのアクティビティを体験した20代女性も「通常は1つの企業でしか仕事できないが、いくつも異なる経験ができていろいろな視点を勉強できる」と話す。
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