この記事は、『組織をダメにするのは誰か? 職場の問題解決入門』(岸良裕司/クロスメディア・パブリッシング)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです。
【名称】 ソシキノカベ虫
【主な生息地】大企業や行政組織。特に生産と販売など組織と組織の間
【特徴】組織と組織の間に入り込み、せっせと「組織の壁」をつくり、人に部分最適の行動をさせる。組織連携を阻み、部分最適の組織風土病を引き起こす原因と言われている。組織の能力を極端に低下させ、放置すると、組織間の軋轢(あつれき)を招き、最悪の場合、経営危機を招く。
「うちの職場は、なぜこんなに部分最適の仕事の仕方ばかりするのだろう……」
もし、こんな疑問を持ったことがあるなら、あなたの職場には「ソシキノカベ虫」が侵入している可能性が高い。
ソシキノカベ虫は職場の周りに「組織の壁」をせっせとつくり、他の部署の仕事を見えなくする。壁に囲まれると他の部署が見えなくなり、自部門の仕事の効率向上だけに集中できるメリットがあるとの錯覚に陥りやすい。
部分最適の行動を引き起こさせ、他の組織との連携が極端に悪くなる。会社全体の仕事の流れは悪くなり機能不全に陥り、業績が大幅に低下してしまう。
それぞれの職場に部分最適の評価指標があったら、問題はさらに深刻になる。他の組織との連携はお構いなしで軋轢を招き、会社を経営危機に陥れることさえあるので注意が必要だ。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
【マナー】風邪をひいた上司に一言 「お大事にしてくださいね」はアリ?
「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は?
「ヤマハ VS.ヤマハ発動機」ロゴの違い、あなたは分かる?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング