「カラオケまねきねこ」を運営するコシダカホールディングスは2月17日、米国・ロサンゼルスに出店すると発表した。ロサンゼルスの1号店を皮切りに、5年後には米国で100店舗体制の構築を目指す。
米国では、カラオケがナイトライフの娯楽として普及しているという。コシダカホールディングスの和田佳宏氏(海外事業支援室長)は「『カラオケ for ALL』をコンセプトに掲げ、日本のカラオケのように子どもからシニアまで幅広い年齢層が楽しめるものとして訴求する」と説明する。
今後は、日本国内で培った独自のカラオケシステムとサービスをもとに、米国市場に適した新しいカラオケスタイルを構築する。ファミリー層や若者グループ、企業のチームビルディングの一環など、多様な利用シーンでカラオケを訴求する。
米国本土への本格進出を前に、同社は2023年1月からハワイにて、カラオケ事業をテスト運営していた。ハワイの店舗は日本人観光客向けではなく、地域住民向けとして展開。好意的な声が寄せられたという。和田氏は「日本と同様に、カラオケを安心安全でリーズナブルな娯楽として提供したことが地元住民に評価されたのでは」と分析する。
カラオケまねきねこは2024年12月末時点で、韓国4店舗、マレーシア15店舗、タイ4店舗、インドネシア2店舗の計25店舗を海外に展開している。2月17日にはフィリピン進出も発表した。
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