2025年秋から2027年春まで新規開業するイオンモールは5つ。東北エリアが「イオンモール仙台上杉」と「イオンモール伊達」「イオンモール郡山」の3つ。そして東京が「八王子インターチェンジ北」、長野が「イオンモール須坂」である。
実はこの5つの中で、3つは高速道路のインターチェンジに隣接しており、1つは国道4号線「あさか野バイパス」という地域の交通物流を支える路線の入口にあるのだ。
ここまでいえば、カンのいい方はお分かりだろう。人口が急速に減っていくこれからの日本で、イオンモールは単なるショッピングセンターではなく、「地域の物流拠点」の機能も兼ね備えることで、生き残ろうとしている可能性がある。
実際、「イオンモール八王子インターチェンジ北」では、ネットスーパーを展開する「イオンネクスト」が出店し、そこに対応した物流機能を持つ顧客フルフィルメントセンター(CFC)を併設する計画を発表している。
既にイオンモールでは商業施設に入るテナントを対象に、倉庫から店舗への商品配送を請け負うサービスを全国で始めている。ならば、もう一歩進んで、テナント企業に対して、通販用商品の保管、梱包、配送というフルフィルメント機能を提供するビジネスまで拡大していいのではないか。
「バカバカしい」とあきれる人も多いだろうが、このように「ショッピングセンターの倉庫物流化」は、人口減少の日本では避けられない現象だろう。
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